さんさろ

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プロダクトエンジニアの雑記&技術、たまにドイツ

パダボーンへ移動

(知り合い宅に2泊して毎夜延々と話し込んでいてPCを開く時間がありませんでした…)

もう歩きたくなかった… 2018/07/14

6日目の土曜日は、余力があればヴュルツブルクまで行こうと思ってましたが、もう前日の山道で足が既に限界だったので、この日はちょっと近場に行くだけであとはホテルでのんびりすることにしました。

 

お昼を食べに近くのパン屋まで行ってサンドイッチを食べ、ついでにスーパーに寄ってまたさくらんぼを買い、ホテルでひたすら果物を食べてました。

時間毎に遠くから鐘の音が聞こえてきて、なんかいいなぁ、という感じ。

 

日曜日はパダボーンまで移動 2018/07/15

ドイツに来てからちょうど1週間目。

この日は、私が留学していた大学のあるパダボーンという大学街に移動です。事前に調べたらどうやら予定していた電車が運行しないという情報をキャッチ。

別のルートを走る電車に変更しました。

乗り継ぎ2回で、しかも1回は乗り継ぎ時間5分。「まあ、無理だろうな……(・∀・)」と思ってました。ドイツはいくらヨーロッパの中で時間どおりに電車が運行するとは言っても、やっぱり数分〜数十分の遅れは日常茶飯事。本当にこれは運に尽きる。ドイツの電車は前の電車遅れても待ってくれませんからね。

でも今回は運がいい。

1分の遅れはありましたが、4分で乗り継ぎが出来て、ICEに席も見つけられました。普通に無理だったら2時間くらい駅で待ちぼうけの予定でしたが、なんとかなったのでホッとしました。

2回目の乗り継ぎも14分の間があって、こちらも1分の遅れはありましたが難なく乗り継ぎ成功。いやー、毎回安心してこうだと良いんですけどね。

一人旅だし次に何も予定がなければ遅れても全然いいんですけど、今回は友達が駅で拾ってくれる予定になってましたので、何時に待ち合わせるかでやきもきしました。

 

久しぶりのパダボーン。懐かしいなぁ。2012年以来なので、6年ぶりでしょうか。
Göttingen から Paderborn まではローカル線に乗ったんですが、田舎の景色が広がっていてなんかほっとしました。やっぱり南となんか風景違うよなぁ。こっちはあんまりぶどう畑もありませんし。

時折電車が汽笛を鳴らすので何かと思ったら、踏切が…、いや、踏切に遮断器が無い。田舎だ……。

 

パダボーンに到着

駅に着くと、既に友達が待っていました。

ミリアムと言って、彼女は日本に留学していた友達で、私が留学していた後ろ半年にはドイツに戻ってきて色々お世話になりました。こちらも去年結婚して、今は旦那さんのフィリップと住んでいます。

街の中に部屋を持っていて、今回はそちらに泊めてもらう予定です。一旦部屋に寄って荷物を置いてから、歩いて5分くらいの街の中心地に繰り出します。

 

久しぶりにマルクト広場や街の教会を見て回りました。(暑いので途中でアイスを食べた)。旦那さんは以前は教会のミサの時に補助したりコーラス隊で歌を歌ったりする団体に居たそうで、教会についてえらい詳しかったです。
パダボーンというのはそもそも パダ川が生まれる所、という意味の名前だそうで、湧き水が湧いている所が中心地の至る所にあって、それが教会の下にもあるというので見に行きました。留学中にも見たことないぞ…!

あと、カール大帝が799年からパダボーンに居た時に住んでいた修道院跡が博物館になっていて、そこもちらりと見に行きました。

 

街の教会や広場や市庁舎はここ数年で多くが修繕中で、教会の一番大きな塔も修理中でした。来年には綺麗になるらしい。

見て回った教会の内の一つは、すごく声が響く作りになっている教会で、結構小さい作りなのですが、建物に入るとそのまま十字架のある小さな部屋で、「何も無いな…?」と思ってキョロキョロしていたら、その部屋から他の人が居なくなった途端に突然歌い出すミリアム。

そうだった、この人も教会の行事などでソロで歌を歌う歌手なのだった。

元々の美声と、その教会の作りが相まって、凄まじく美しい賛美歌を聞かせて頂いた。

準備も何もなしにこれだもんなぁ…… orz 美人だしPMだし、絶対天は二物を(ry

なんか私の周り、音楽系が多いのか…?それとも、ドイツ人は音楽を嗜んでいる人がそもそも多いのか…?

 

夕食は美味しいレストランで

少し休憩してからは、18時からのミサを少し見学させてもらい、パイプオルガンの音を聞いて、それから一旦部屋に戻りました。

今日は19時から、彼女らが結婚式の時にパーティで使ったレストランを予約してくれているということで、そちらに移動です。
レストランは確かに、ものすごく美味しかった。二人が絶賛するのも頷けました。

 

ここのビールは Paulaner(パウラナー)だった。

パダボーンには Paderborner(パダボーナー)というビールがあるのですが、留学生時代にこの街に居た時、この街の人は「パダボーナーは不味い。街の人は飲まなくて、街の外の人しか飲まない」というふうに言っていたんですが、多分2年くらい前に日本人から「パダボーナーって美味しいですよね」って聞いたことがあって、「どっちだ…?」と思っていたので、また現地人に聞いてみました。

が、「パダボーナーって美味しい?」って聞いた瞬間に笑い出す二人。二人揃って「不味い」という評価でした。

そんなにか……( ´∀`)

なんか、安いんだけど、安い分不味いんだそうです。そうなんだ……。

 

ご飯の後は部屋に戻って、再びビールを飲みながら、バルコニーでいろんな話に花を咲かせました。

ろうそくなんて着けて、こういうとこ本当ドイツっぽいですよね。

ミリアムは今IT系の大企業(社員17万人と言ってたぞ……)でプロジェクトマネージャーをしているらしい。アウディに乗ってるし、町中の大きな部屋だし、いい額もらってんだろうな……。

旦那さんは今は救急隊員をしているらしく、仕事は月に8日(ただし1回は24時間勤務)なんだ〜とかドイツでは通報から8分で現場に行かないといけないって法律で決まってるんだ〜とか、いろんな話を聞きました。

フィリップの方が写真を趣味にしているらしく、ポートフォリオサイトを持っていて、SSL もあるし独自ドメインも持ってて WordPress でテンプレートを購入して作ったサイトで、随分と手の混んだ趣味でした。

仕事として請け負ってもいるようなので、趣味というよりも副業なのかもしれません。日付が変わる頃にバルコーンから引き上げました。

 

移動はヒヤヒヤしましたが、友人と再会していろんな話が出来て、楽しい時間を過ごしました。