ヴァイエンシュテファン醸造所見学
久しぶりの再会! 2018/07/11
この日は朝8時過ぎにミュンヘンっ子の友人ユリアとゲオルクと待ち合わせて、電車に乗って Freising へ向かいます。
二人に始めて会ったのは13年前で、まだその時は私もドイツ語を話せなかったし、ユリアとゲオルクも高校生でした。二人は去年(=2017年)結婚して夫婦になって、おめでとう〜と一番最初に言いました。
会うのは4年ぶりで、ご両親元気ー?とか、今何の仕事してんのー?とかいろんな話に花を咲かせつつ、電車に揺られてFreisingに着きました。
そういやゲオルクの方はITエンジニアで、Pythonを使っているらしい。
めっちゃ同業\(^o^)/
「ドイツ語全然衰えてないね、勉強続けてるの?」
って言われて
「え〜ホント〜? (*´ω`*)」
ってちょっと嬉しかったんですけど、ゴメンよー全然そんなことないよ、と心の中で言いながらありがとう〜でも全然勉強してないんだな〜hahaha って感じでした。
Weihenstephaner Brauerei (ヴァイエンシュテファン醸造所)
Freising(フライジンク) に着いて、「場所分かる?」って聞かれてはたと気がついた。地図、折角カラーで印刷してたのに、なんと持ってくるの忘れたのですorz
なんてこった……。
まあでもそこは、現地人と一緒ですから。
私は今回携帯持ってませんが、彼らにスマホで地図を見てもらいながら、若干迷いつつも見学ツアーの20分前にはちゃんと受付に着きました。
Weihenstephaner - Die älteste Brauerei der Welt
事前の申し込みがありましたので、そちらは私がメールでやり取りをして、3人分の申し込みをしていました。
で、受付に行って説明を聞いたりしつつ、「みんなドイツ語分かるのに英語のツアーに参加なの?」って言われて「いやドイツ語のツアーもう空きが無いよってあなた方に(事前申し込みの時に)言われたんですがなw」って感じのことを言って「ああそうだったわねふふふ」みたいな会話をしつつ、いざ醸造所見学へ。
ツアーは始終英語で説明されていて、たまーに簡単な英単語を聞き取れる以外ほとんどちんぷんかんぷんで、ドイツ人の友人達が理解したのをドイツ語で説明してもらうというよく分からないことを繰り返してました。
英語だめなんです。ドイツ語でお願いします…。
ツアーが終わった後は、ビールの試飲です。
プレッツェル(<- これは英語読み。ドイツ語ではブレーツェ(ル))を食べつつ、3種類のビールを試飲しました。試飲というか、ほとんど普通に飲みみたいな感じでしたが。試飲用の 0.1L のグラスはプレゼント用にもらえました。
同じテーブルにはオーストラリア人、アメリカ人、韓国人がいて、友人二人が英語で話を振って結構盛り上がりました。
この二人コミュ力めっちゃ高いな……いや、知ってたけど。知ってたけど!
英語をまるでネイティブのように話す友人二人。
いや、若いドイツ人は総じて英会話に通じてますので、彼らのこれはドイツの教育の賜物なのです。すごい。日本の英語は絶対間違ってる…。
飲み終わって解散〜となった後にユリアが私に話しかける時に英語で話しかけてきて、ゲオルクが「英語になってるよ」って突っ込んでました。ユリアは「あ、英語になってた」とか言ってて、
いやいやいや、母国語と英語間違えるってw
と思ったけど、実はこの体験は始めてではなくて、自分もドイツ語と日本語で気が付かずにやっていたことがあったので、脳みそで考えたことを母国語で考えるのではなくてそのままその言語で考えるのが出来てるってことなのかな?と思ったりもします。
見学ツアーの後はお土産を買って、付属のレストランでお昼ごはんを食べました。
Bräu-Strüberl という名前のお店で、直訳すると醸造所食堂、てな感じのようです。
Strüberl というのはバイエルンの方言で、メニューにもバイエルン方言が結構使われていて、これが調べても辞書に載っていないんですよね。
Strüberl みたいになんとなく元が推測出来るのはまだなんとかなるんですけど、今回頼んだ Fleischpflanzerl なんかは全然意味不明。肉っていうのは分かるけど。標準語だと Frikadelle (=ハンバーグ)のことらしい。知らんがな。
ドイツ語学習者泣かせのお店でした。いや、ここに限らずバイエルンは結構こういうのがあって、よく
「……??(・∀・)」
ってなります。現地人が居ないととりあえず困る。
その後ちょっと散歩しつつ、駅まで戻って、電車で中央駅に戻ってきました。
友人二人が通ったと言う大学を見学しに、再び街へ足を運びます。
大学見学とカフェ
広いミュンヘンの中をあっちこっちに相当歩き回りました。ゆうに2万歩くらいは歩きましたよ、多分。そして友人二人は背も高くリーチが長いので、歩くの早いはずなのに、足の短い私に合わせてくれるこの優しさ。
ほんと出来た人たちだよ、この人達。
私が変なドイツ語でしゃべっても、のんびり待ってくれたり説明してくれたり、理解しようというのをさりげなくしてくれるのです。
いい友人を持ったよなぁ、ほんと…。私には勿体無いくらいです。
町中での散策は、サーフィンをしている川?があって、そこを見に行ったりしました。以前NHKの街歩きの番組で見たことあるぞ!
この日は結構寒くて標準が長袖1枚、寒い時はもう一枚羽織る感じだったのですが、それでも結構たくさん人が居たし、ギャラリーもたくさん居ました。
で、その後大学見学です。
最初に行ったのは Lidwig-Maximilians-Universität München (ルートヴィッヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン。通称ミュンヘン大学、らしい)。
二次大戦中に白バラ抵抗運動が行われた大学でもあります。
白バラ抵抗運動を題材にした「白バラの祈り」という映画がありまして、以前日本でも小さな映画館などで上映されたことがあったのですが、大学生の時分にDVDを買って見ていたので、この抵抗運動のことは知っていました。劇中、ナチに反抗するビラを上階からバラまいたシーンも、おそらくここがロケ地なのでしょう、同じ建物が映画にも出てきます。
大学っていうか、もう普通に歴史的建造物ですね?って感じですが、平日に行ったこともあり、まだ夏休みでもないので、普通に学生さん歩いているし、授業もやってました。
<- これは一般人も参加出来る公開授業らしい
白バラ抵抗運動についての小さな博物館もあり、そちらも見て回りました。全て理解しながら展示見てたら日が暮れてしまいますので、写真に撮ってあとで勉強がてら読むつもりで写真撮りまくりました。
もう一つの大学は、Techinische Universität München (ミュンヘン工科大学)です。この建物群の内の一つの屋上にカフェがあって、そこからいい眺めが見えるしお茶にしようということで、カフェに寄りました。
ルバーブケーキはすごい好きなんですけど、ルバーブのソーダって飲んだことなくて、試しに頼んでみました。……うん、普通w
お家にお邪魔して、サッカー観戦
その後結局二人のお家にお邪魔させてもらうことになって、彼女らの家のある駅まで移動して、夕飯までごちそうになりました。
↑Brotzeit. ドイツは1日の内メインは昼食で、お昼は温かい食事を食べますが、夕飯は冷たい食事(パンが多い)を食べることが多い
この日はイギリス対クロアチアの準決勝の日で、サッカー見よう!って事だったんですけど、別にサッカーはどうでもいいんですけど(<- 失礼)、まあ二人と一緒に他愛もない話をするのが楽しいんですね。
で、ユリアとゲオルクはもともと同じバンドのメンバーで、ユリアは歌が上手くてギターも弾けるし、ゲオルクはギター、ピアノ、歌と才能豊かです。
ユリア今日は歌わないの?と言ったら「え、聞きたい?いいよ歌うよ〜」と快諾してくれました。ゲオルクが「じゃあデュエットする?」とか言って、「え、ゲオルク歌も歌うの?(゚∀゚)」「1年前くらいから歌も始めたんだ」みたいな話になって、ゲオルクがピアノを弾きつつ二人でデュエットを歌ってくれました。
くそう、準備も何もせずに二人ともこの声量にこの完成度かよ…!天は二物を与えてますよね絶対。
ユリアの澄んだ歌声とゲオルクのピアノを聞くと、ああドイツに来たな、と毎回思うのです。私がドイツ語を話せるようになりたいと思った原点がまだここにある。
また絶対ドイツに来たい、そう思う瞬間です。
楽しい時間も過ぎて、サッカーを見つつ、暗くならない内に帰りたかったので、ハーフタイムあたりで駅に戻り、 お別れをしました。
あっという間の1日だったなぁ…。
war sauschöner Tag...!! (*´ω`*)
ドイツ人のサッカー好き
再びミュンヘン中央駅に戻ってくると、何やら人垣が出来ている。「なんだ?」と思って見てみると、みんなでテレビに見入ってました。なるほど、イギリス対クロアチア戦を見ていたようです。パン屋の前のテレビが小さなパブリックビューイングと化してました。
ドイツ人ほんとサッカー好きだな。いや、外国人だっているでしょうけども。
ホテルの前の店でも人だかりが出来ていて、試合が終わった後は、叫ぶは車のクラクション鳴らしまくるはで、やかましいのなんの。
もう夜の11時過ぎてますけど!
ドイツ人のサッカー好きはいいと思うんですけど、試合後の駅はもうカオスだし汚いし酔っぱらいが溢れるしうるさいしゴミは捨てまくるし、この文化はホントどうにかならないかなと思います。
読んで字の如く「バカ騒ぎ」はどうにかしてほしい。
ホテルに帰ってからは、明日はのんびり朝起きることに決めていたので、果物を食べながらのんびりと時間を過ごしました。